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クロエショルダーバック編集

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 妻だった女はまだくどくどと言っている。約束の慰謝料はまだ1円も払っていない。子供たちの養育費も8カ月も滞納している。 「あんたがどこで何しようと勝手だけど、お願いだからあたしたちが幸せになる邪魔だけはしないでねっ!」  ……いいことなんて、ひとつもねえや。  窓の外を眺めながら彼は思った。サーカスが終わったら子供たちとどこかで食事をしたかったが、その金さえも今の彼にはなかった。どうしてこんなふうになってしまったのかは全然わからない。とにかく惨めで、情けなくて、バスの床にしゃがみ込んで泣きたい気分だった。  バスが停車した。バスから降りた人々がサーカスの巨大なテントに向かっていっせいに走り出す。バスの後方に乗っていた彼らはいちばん最後になってしまった。そのことで妻だった女はまた彼に文句を言っている。  彼ら家族がようやくバスを降り、サーカスのテントに向かって歩き出そうとした、その時だった。  三角形のテントが風船のように丸く膨らんだ。  それは不思議な光景だった。一瞬、それもサーカスでの出し物のひとつなのかと思った。  いっぱいに膨らんだテントは次の瞬間、風船が割れるように弾け飛び、目が眩《くら》むほどの光と、鼓膜が破れるかと思うほどの轟音《ごうおん》が彼らに襲い掛かった。嵐のような爆風と一緒にさまざまなものが——パイプ椅子や音響装置の破片やベニヤ板や鉄筋や、フラフープや大きなゴムボールや太鼓やトランペットや、血まみれになった人間や動物が——まるで津波のように押し寄せた。バスから降りてテントに向かっていた人々が爆風になぎ倒され、ピンポンボールのように吹き飛ばされていった。  そしてその時——彼は見た。生と死を分ける一本の線が、自分の足元に引かれているのを見た。ほんの一瞬だったが、確かに見た。彼ら家族は生の側に立っており、そのほかの人々は死の側にいた。  それは彼の人生における最大の幸運だった。今までのすべての不運と不幸を、全部帳消しにしてなお余るほどの巨大な幸運だった。      23  瓦《かわら》の乗った大きな木造の門のところでインターフォンを押す。振り向くと、30mほど後ろに刑事らしき男が精一杯の何げなさを装って煙草を吸っているのが見える。 「はい、どちら様でしょう?」  いつもの家政婦ではない歯切れのいい男の声が答えた。 「あれっ、サトルなの? 朝香です。ヨーコです」
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