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2015-02-05 15:56    miumiu財布定価
 待っている間に、通勤ラッシュは終った。先ほどまではガラガラであった下り車線にはかえって車が増えたが、上り車線はひどく|空《す》いてくる。  九時半が過ぎた。若林は上着の下の腰にズックの弾倉帯を捲いた。そいつは、米軍の|M《エム》|1《ワン》ライフル用のやつを改造したもので、十個のポケットがついている。右側の五個のポケットには百十グレイン弾頭の超高速弾、左側の五個のポケットには、ゾウやサイを射つときの二百五十グレインの重く硬い|鉄《てつ》|芯《しん》弾頭の実包が、それぞれ八発ずつ入っている。口径は〇・三三八マグナムだ。  若林は三角窓のないサイド・ウインドウを一杯に降ろした。灰皿にたまった吸い殻をはじきとばして捨てる。  十時が近づいた。見覚えのある菱和銀行町田本店の現金輸送車が見えてきた。無論、上り車線を走ってくる。  エンジンを掛けっ放しにしていた若林は、サン・グラスをポケットに仕舞い、左のレンズを素通し、右のレンズを光線が通らぬように黒いテープで貼り|潰《つぶ》したゴッグルを掛けた。オースチン一八〇〇セダンを発進させる。  落ち着いた積りだが、やはり気がたっているからアクセルを踏みこみ、駆動輪の前タイアが空転して悲鳴をあげる。フル・スロットルで本線上に車を出して、一キロほど走った若林は、現金輸送車に追いつきかけたことを知った。アクセルをゆるめる。  そのときには若林は、右手をうしろにのばし、キャンヴァス・シートをはぐって、ゴルフ・バッグから銃床が突きだしたウィンチェスターM七〇の〇・三三八マグナム・ライフルを助手席に移していた。  そのライフルには、弾倉に三発|装《そう》|填《てん》してあった。百十グレイン弾頭の超軽量超高速弾のほうをだ。  現金輸送車は、時速百キロほどで走っていた。鋼鉄パネルの荷室がついた小型トラックだ。防弾ガラスと鉄格子と金網に|護《まも》られた荷室の窓には、今は薄いカーテンまでが内側に降ろされている。  その現送車は、長い無線のアンテナを立てていた。屋根の上には、緊急の場合、覆面パトカーのように赤い回転灯がせりあがってくるようになっているようだ。  その現送車と三百メーターほどの距離を保って走りながら、若林はハンドルから両手を離した。前輪駆動だから、アクセルを適当に踏んでいるかぎり、手放しでもふらつかない。  現送車からは見えないようにしてライフルをゴルフ・バッグから抜き、ボルト・ハンドルを操作して遊底を動かし、薬室に一発実包を送りこんだ。一応安全装置は掛けるが、暴発しないように右手で銃を支え、左手は再びハンドルに添える。再び右手をのばして、ダッシュ・ボードの下に|据《す》えてある、電波妨害装置のスウィッチを入れる。      2  現送車は、国道二四六号をまたぐ|荏《え》|田《だ》バス・ストップに近づいていた。本線から引っこんだバス・ストップに今は東名バスの姿はない。バスを待つ客の姿も見当らない。  一度中央の追い越し車線に出て、再び左ハンドルから手放しした若林は、運転席の左の車窓からライフルを突きだした。  左肩に銃床を肩付けし、窓|枠《わく》に乗せた右腕の上に銃の前床を乗せる。ライマンの孔照門と照星に現送車の左後輪をとらえて引き金を絞る。